現在日本全国では、およそ8,000万台の自動車が走っています。人の移動、物流、日本の社会は自動車がなければ成り立ちません。つまり “自動車の安全を守ることは、日本の社会を守ること” そしてその役目を担う、現代の社会に欠かせない人材こそが、自動車整備士です
そして自動車の安全を守ることは、人の命を守ることにもつながります。だから自動車整備士の資格は、医師と同じ国家資格。
自動車も人間と同じで調子が悪くなったり(故障)になったりケガ(事故)をしたりします。人間ならお医者さんの出番ですが、自動車は自動車整備士の出番! 自動車を回復(整備)し、定期検診(定期点検)でトラブルを未然に防ぎます。いわば自動車整備士は自動車のお医者さん、 “カードクター” と言えますね
上記のように、自動車整備士は現代の車社会に欠かせない重要な職業です。もし整備士がいなければ、誰も自動車を公道で運転できなくなり、人の移動や物流も止まり社会は大混乱になるでしょう
ですが今、自動車整備士は深刻な人手不足です。若年層の減少や車離れなどいろいろ理由が言われていますが、ともかく自動車整備士はとても貴重な人材としてひっぱりだこ! 当然優秀な人材を確保したい企業は労働環境をどんどん改善しており、休日などの待遇の見直しが進み、平均所得も年々上がっています
2018年から2023年の5年間をみても、平均給与は391万円から417万円へ大幅アップ!
(自動車分解整備業実態調査結果概要/日本自動車整備振興会連合会調べ)
自動車整備技能登録試験は、一般社団法人日本自動車整備振興会連合会が実施する1級、2級、3級、特殊整備士の試験(学科&実技)の4種類です
自動車整備士になるには、国家資格取得が必要です。資格取得には学校等に通う方法と、働きながら資格を取得する方法の二種類があります。
学校に通う場合は、2年制の短大・専門学校であれば、卒業時に二級自動車整備士の受験資格が得られます。4年制の専門学校・大学では一級の受験資格を得ることも可能です。どちらのケースも、自動車の構造、整備技術を基礎から学び、卒業後は自動車販売店や整備工場などに就職します。
働きながら資格を取得する場合は、就労時に自動車整備士の資格は必須ではなく、実務経験を重ねた後に、自動車整備士の資格を取得することができます。
就学、就職、どちらの場合も整備士資格のステップアップ(試験受験)や、特殊整備士の資格を追加取得(試験受験)することも可能です
自動車整備士は、これからますます社会に必要とされ、やりがいのある、とても魅力のある仕事です。資格を取得できる学校は全国に!もちろん奨学金制度も利用できます。興味が湧いてきたら、ぜひチェックを!
※自動車社会を支える自動車整備士を目指すには国土交通省が実施している自動車整備技能登録試験(国家資格)を受験し、合格する必要があります。詳しくは国土交通省のホームページをご覧ください